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杉乃井ホテル

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 これも誰もやってなさそうなので密かに取り組んでいるテーマです。ホテルの銘入り封筒もしくは観光絵はがきにご当地局の消印が押された実逓郵便物です。これまで入手できたのは、戦前では大連のヤマトホテル(昭8)、戦後は帝国ホテル(東京)、ホテルオークラ(東京)、都市センターホテル(東京)、ミヤコホテル(京都)、富士屋ホテル(箱根宮ノ下)、ホテル阪急(大阪)など。いざ探してみるとけっこうな数があって面白いです。それも有名な大ホテルばかりではなく、地方のホテル例を特に注意しています。このたび西日本では有名な長期滞在型リゾートホテルの杉乃井ホテル(大分県別府市)の例を入手しましたのでご覧いただきます。

2020121501

 wikipediaをご一読いただければ同ホテルの歴史も容易にわかります。ニクソン・ドルショックで世界経済が大揺れした1971年(昭46)に本館を建設して別府一の巨大ホテルになりました。このポストカードはその翌1972年8月、右肩上がりの急成長真っ只中の使用例です。その通信文には「杉乃井リゾートホテル」「別府」の文言が見えますので収集対象としてはベストです。翌日には帰るとあるので米軍関係者かもしれませんね。
 なお、余談ですが当時からアメリカさんは”リゾートホテル”って言ってたんですね。日本人でこの言葉を使っていたかなあ???

 伝統郵趣的には45円ミズバショウ切手単貼のありふれた外信はがきに過ぎません。地方の中小ホテルほど欲しています。内外信を問いませんので、雑エンタとして処分される向きがありましたらぜひお世話ください。

◆参照:杉乃井ホテル

 

 

 

 


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