世界初の有人宇宙衛星船、旧ソ連の有人宇宙船ボストーク1号打ち上げ。およそ1時間48分で地球を一周。ガガーリン少佐「地球は青かった」
・・・・(今日は何の日?カレンダーよりhttp://today.hakodate.or.jp/)
今年で53周年になります。自分の誕生日の20日後の出来事ですから年齢と同じ周年になるわけで、それだけ親しい感覚になります。ちなみに山口県岩国市の岩国城も同い年です(3月12日起工)→証拠写真。
郵趣を嗜んでいると、世界の出来事と自分の人生ダイアリーとを重ね合わせて考えてしまう傾向があります。それで上のガガーリン顕彰切手貼りカバーも手に入れたのでした。それもただのFDCじゃ面白くないのでちょっとひねったものを・・・で、旧ソ連ではよくある切手付き封筒への加貼例で、使用年も1961年のこれを選びました。宛先も南米のウルグアイです。毛色の変わったデスティネーション(宛先国)であることもお気に入りです。注意していないと特定の国宛に偏ってしまうので、それじゃあ面白くないからです、はい。
その関係で気が付いたことがあります。ガガーリン以降、洋の東西を問わず、やたらにロケット郵便が登場しています。切手展をはじめとするさまざまなイベントで発射された記念カバーが多種大量に作られています。その実態は打ち上げ花火の延長のような小規模のもので、実際に郵便物を搭載したものではなく、その日の消印を押しただけの記念カバーが大半です(注:ガガーリン以前にはインドやキューバで実際に郵便物を搭載したロケット郵便が打ち上げられていました)。ですから、1961年(昭36)4〜10月頃に生まれた方は、ロケット郵便・ミサイル郵便に目星をつけて探されるとご自分の誕生日カバーが高い確率で見つかると思います。今でも1,000円以下で入手可能です。
逆に私のような「ガガーリン以前」の生まれにはロケット郵便の誕生日カバーがほとんどありません。それだけ、人類史上特筆すべき出来事であったこともよくわかります。唯一入手できたのは下のミサイル発射記念カバーのみです。フロリダのケープ・カナベラル空軍基地で打ち上げられたミサイル発射記念カバーで、パトリック空軍基地軍事郵便局の3月23日付の機械印が押されています。同種のカバーをたくさん目にしますので、専門的に作っていたコレクターさんあるいは郵趣グループの手によるものでしょう。ガガーリン以前のことですから、当時はそんなに注目されていない活動だったのではないかと思います。先人の功績に感謝です。