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第1回切手デザインコンクール70円切手

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 1枚貼の国際航空はがきをやっと入手することができました。プロパー郵趣家の皆さんならこの使用例が少ないことはご存知のことと思います。
 1988年(昭63)4月1日に国際航空はがき料金が全世界宛共通70円になりました。現行料金も70円ですから、現在までの34年間、ずっとそのまま据え置かれていることになります。

 その最初期はシカ(春日山蒔絵硯箱)70円普通切手があったものの、翌年の1989年(平元)4月1日に消費税導入に合わせて72円額面に改版されてしまいました。それから70円額面の普通切手がないという異常事態が続きました。よっぽど需要がなかったのでしょうか、ようやくシジュウカラ70円普通切手が発行されたのは、なんと8年後の1997年(平9)7月22日でした。

 ざっくり述べると、消費税が導入された1989年(平元)~1997年(平9)の間の70円切手は、切手デザインコンクール70円切手や皇太子(徳仁)成婚70円記念切手など、わずかに発行された記念特殊切手しかないのです。郵趣家便はノーサンキューの方針で絵はがきをずっとウオッチングしていたらようやく見つけた・・・という次第です。ホテルオークラ内局のD欄郵便番号入り欧文印の発行月使用というのもお気に入りです(HOTEL OKURA/107 25.VI.90 8-12)。宛先国がありきたりのアメリカでないことも嬉しいです。

 なお、70円額面の普通切手がなかった8年間は、混貼やメータースタンプ貼りが適正使用例になりますから、それらも侮れません。

 

 

 


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