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親子3人 切手はり絵原画展

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 4月15日(土)、翌日のJPS防府支部例会資料を作っている真っ最中に表題の開催情報がfacebookにアップロードされました。切手の博物館が毎年開催している切手はり絵コンテストで殿堂入りを果たしたアーティスト母娘さんが我が山口県にいらっしゃったとはまったく存じ上げずたいへん驚きました。急きょ増ページして例会資料に取り込み、翌16日(日)の午後、支部例会終了後にすっ飛んで行きました。

光ふるさと郷土館facebookページ

 本展の主役である中野惠子さんとご長女の松本宏美さんと名刺交換・ご挨拶をし、詳しいお話を伺ってきました。取材並びに写真撮影、メディアへの紹介は最初に許可をいただきました。
 惠子さんはすでに80歳を超えておられますが、切手はり絵を生き甲斐とされているおかげでお元気であるとのこと。それを全面的にバックアップされているのが長女の宏美さんと次女の由佳子さん姉妹。特に宏美さんは、この展覧会のために東京・目白の切手の博物館まで行かれ、収蔵されている過去作品の貸出許可を直接交渉されたそうで、そのバイタリティにも感動しました。
 私自身もシール切手を使った後の余白を使ったコラージュ作品を作っていることを、現物をご覧いただきながら楽しくお話させていただきました。惠子さん母娘の存在そのものが、アートには年齢性別国籍などの浮世の属性が全く関係ないことを示しています。今月末までの会期です。興味のある方はぜひご参観ください。

 最後に材料切手提供ご協力のお願いがございます。見終わった後のミクスチャーの扱いに困っておられる郵趣家の皆さん、ぜひご協力ください。

1.切手の博物館から里帰り展示された受賞作品。優秀作4作品を含みます。

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2.光ふるさと郷土館正面入口と展覧会立看板の接写です。

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3.初公開の「飛躍」。会場入って最初に展示されていました。サイズは縦1.6m 横1.7m。母娘3人の共同製作で3ヶ月を要したそうです。

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4.瀬戸内タイムス紙の紹介記事、ならびに「飛躍」製作工程写真から2枚をご紹介します。

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5.会場風景です。上は会場入口からのショット、下はその反対側から撮影しました。

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6.「楽しいローカル列車の旅」中野惠子

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7.「鳴門海峡の渦潮」中野惠子

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8.「夕日輝くしまなみ海道」中野惠子

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9.画題と同じ切手が添付されています。私たち郵趣家ならこれに風景印を押すところです。かなり昔から郵趣にはアートの要素が内包されているとうすうす気がついていました。そのことを示す一端です。

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10.過去の作品も網羅されていました。右端のビードロは、切手の博物館が推進している切手はり絵でも比較的プリミティブな課題です。それからの発展をじっくり見ることができました。
 宏美さんの作品では、切片をただ貼るだけでなく、よじって丸めた状態で貼り付けてテクスチャーに変化を持たせたり、ホログラム切手を使って質感の変化を出したり、およそ独学とは思えない展開を興味深く拝見しました。

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11.記帳しましたら惠子さんから手作りの感謝状をお手渡しいただきました。時計文字盤を取り囲む飾り紙はすべて手作業で貼り込まれている労作です。
 反対面に施設の記念スタンプを押し、惠子さんの直筆サインをいただきました。もちろんこれも大事なコレクションにさせていただきました。

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12.はり絵の材料切手の調達にご苦労されていました。私たち郵趣家はその全く逆で、見終わった後のミクスチャーの扱いに困っているのが実情です。燃えるゴミとして捨てるか、猫のトイレにするくらいしか思いつきません。裏糊式切手、セルフ糊式切手の区別なく、不要な使用済切手があればぜひお送りください。取りまとめて材料提供協力をしたいと思います。
 宏美さんによると特にピンクと黄色の切手が入手難だそうです。その色合いの切手なら・・・とすぐに思い当たりますね。何卒よろしくご協力ください。

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