恒例のチョイ見せです。4月号はカナダ切手を推しています。左下にある「トロント・メープルリーフス100年」記念小型シートが目を引きます。厚みのある布製刺繍ワッペンがなんと郵便切手です。堂々たる風格はぜひ実物で感じていただきたいです。
個人的な思い入れでは「アイスホッケーの歴史」です。図案の上下が反転しているテート・ベッシュと呼ばれるシート構成で、上が現代の選手、下が昔の選手を描いています。同じテーマでカナダとアメリカが共同発行しました。
世界新切手ニューズでは販売されていないので割愛したのですが、実は加米ジョイントの公式FDCが作られました。私はカナダ郵政のオンラインショップで注文して個人輸入しました。ただ単に見た目が良いだけではありませんで、両国とも無額面の永久保証切手なのがポイントです。
カナダはパーマネントスタンプ(PERMANENT)、アメリカはフォーエバースタンプ(FOREVER)とそれぞれ独自のネーミングながらその実態は全く同じです。現時点ではカナダは85c、アメリカは49cで、それぞれ国内向け第1種用基本料金に相当します。将来、郵便料金が値上がりしても不足分を加貼する必要はありません。「郵便を出す権利を買った」ことを意味しているのが永久保証切手だからです。
永久保証切手は、カナダは2006年、アメリカは2007年から発行しています。両国ともすでに10年の実績があります。