スタンプショウはかた2013にて、今回もパインスタンプさんから面白いものをいただきました。地元、山口県内郵便局のうるう日(2月29日)の消印です。ゾロ目・連番といった数字遊びの消印類も集めている関係で、うるう日消印も収集対象に含めています。昭和47年、県内在住の郵趣家が意図的に投函・作成した飛天7円官製はがきの押印例です。
面白いのは左側の誤用例です。裏面の通信文を見ると、どうやら山陰本線の鉄道郵便印を狙って阿川駅前ポストに投函したものと類推されます。残念ながら鉄郵にはならず、地元阿川郵便局で取り集められました(消印データは山口・阿川47.2.29 18-24)。ところが阿川郵便局さん、不慣れで慌てたのでしょうか、未納不足印ではなく還付転送料印を押してしまいました。手書きで訂正したものの不足料3円のゴム印を押すという二重のミスを犯しています。右の正解例のように、当時は不足料金の2倍を徴収する決まりでした。この2月1日にはがき料金が7円から10円に値上りしているので差額は3円、その倍額の6円が正規の未納不足料金になります。
もはや、うるう日消印ウンヌンより取り扱いの混乱の方が興味深いです。どのファイルに収納するのがふさわしいものやら苦笑いしながら悩んでしまいます。
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うるう日
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