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方寸展2013に寄せて

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 図はJPS杉並支部10周年記念の際に作られた寄せ書き付き官白です。昭和51年10月10日付の杉並、杉並南、荻窪各局の風景印が押されています。その裏面には当時の水原明窓JPS理事長、郡司勇夫杉並支部長、石川昭二郎東京地方本部長(推定)の直筆サインが残されています。いずれも故人ですけれど、どなたもその晩年にお世話になったお歴々です。特に石川さんには並々ならぬ薫陶をいただきました。

 若干の補足説明が必要ですね。細かいことを言いますと方寸会とJPS杉並支部は別組織です。かつて私が調布支部長をしていた昭和時代の終り頃、支部運営のノウハウを学ぶために杉並支部に入会させていただきました。ところが年一回に更新される会員名簿を見ましたら私の名前がありません。これは一体どういうことかといぶかしく思っていましたら、今は郵趣界を去られた鯛中宏一さんが「椙山くんは調布支部長だから杉並支部には入れられない。だから方寸会の方に入れておいたからね」とわかったようなわからないような理由を告げられました。他地域から越境して入会する支部員の数が多過ぎると、地域に根ざしてこその支部としてはよろしくないのではないか、という考え方であることは後に聞かされました。それと同じ処遇だったのが他ならぬ石川昭二郎さんでありました。
 しかし、方寸会は本来そのような他所者受け皿組織ではありません。特に日本切手の分野において卓越した人材を輩出してきた伝統ある郵趣会です。例会自体は別々に開催するわけではなくいつも同じ場所・同じ時間で開催していたので私の中では今も方寸会も杉並支部も同じものです。

 今月15日(金)から17日(日)までの3日間、東京目白の切手の博物館で方寸会による切手展こと方寸展2013が開催されます。それに合わせて直筆サイン入りコレクションの中からこれをご紹介しました。展覧会の方もぜひご参観ください。方寸展2013紹介のfacebookページはこちらです。


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