正式な書名は「ビジュアル 世界切手国名事典 ヨーロッパ・アメリカ編」と言います。昨日、著者の板橋祐己くんから図版・資料協力者の一人として贈呈本が送られてきました。
少し前にセントビンセントについて質問を受けたことがあり、電話で概略を説明したことがありました。その時は、まさかこんな豪華な一冊になるとは予想もしていなかったので相当驚きました。また、セントビンセントとその小島名義の切手発行システムについて、よくもまあざっくり切り込んだ記述をしたものだ、という意味でも驚きました。
セントビンセントでさえこのレベルなのですから、他の国や地域も期待値以上のコンテンツです。なにより切手図版のセレクションのセンスがいい。初心者が見てわかりやすいだけでなく、ベテランでさえも「この切手を使うか」とニヤリとさせられます。つまり最も重要なことは、切手のグラフィックス本だと言えることです。見ているだけで楽しい。
そして文章は平易で簡潔です。もちろん、これだけですべて説明できるわけもありませんが、ここからスタートすれば良いのだと考えてください。
幅広い層への訴求力があるので、各自一冊を購入されるだけでなく、地元の図書館に購入希望を出してください。これほど視覚に訴える郵趣良書は滅多にありませんので、たとえ小中学生であっても喜ばれるはずです。
また、板橋くんによると大学生協でも取り扱いたいとの要望があるそうです。さもありなん。大学生の方はぜひ、各大学の生協売店でも確認してみてください(割引価格で購入できる可能性があります)。
さしあたって、4月27〜29日のスタンプショウ会場で先行販売される他、28日(日)13:00-14:00に板橋くん自身による講演会も予定されています(詳細はこちら)。
また、会場に行けない方はスタマガネットの予約申込を利用してください(詳細はこちら)。